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戦艦三笠 & 猿島 [ふれあい・おでかけ]

土曜、お疲れ気味の家内に休暇をあげるべく、父を誘ってコウタと親子三代・男同士で遊びに出かけました。
向かったのは横須賀沖の猿島。軍事施設の名残を残す、東京湾唯一の自然島で、コウタにちょっとした冒険心を感じてもらうのに格好かと思って出かけました。
10分ほどの船旅に向かう桟橋は三笠公園にあります。日本海海戦で東郷元帥が座乗した連合艦隊の旗艦である三笠が保存されています。


(記念艦「三笠」公式ホームページより)

船出までの時間つぶしのつもりで戦艦三笠の見学に向かいましたが、コウタは大いに気に入ったようでした。砲台のハンドルを回したり、上部デッキや艦橋に上ったりして物珍しそうにしていました。おかげで船便を1時間ずらしたほどです (冬季の猿島便は1時間に1本だけ)。

三笠といえば、司馬遼太郎氏の 『坂の上の雲』 の主要舞台の一つです。砲弾飛び交うなかで東郷元帥や幕僚が指揮をとったという艦橋に立つと、昔読んだ小説が思い起こされました。

坂の上の雲〈1〉

坂の上の雲〈1〉

右傾というわけではないのですが、戦記はボクが好きなジャンルの一つです。
本来ならもっとも合理的な組織であるべき軍隊で、不合理な選択を重ねて崩壊した旧日本軍は組織論からみて(不謹慎ながら)面白い教材です。
組織論から日本軍を捉えた古典にして、ビジネス書としても一読に値するのがこの本。

失敗の本質―日本軍の組織論的研究

失敗の本質―日本軍の組織論的研究

  • 作者: 戸部 良一, 寺本 義也, 鎌田 伸一, 杉之尾 孝生, 村井 友秀, 野中 郁次郎
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 1984/05
  • メディア: 単行本

今のコウタにはあえて何も話しませんでしたが、戦争の歴史の重みはいずれ何らかのかたちで話してみたいと思っています。
抽象化された歴史・組織論・戦略論や一部の将兵の英雄談の背後に、敵味方に数多くの痛ましい犠牲者や、それに涙したさらに多くの家族があったことに目をつぶることはできません。

出版社からしてスタンスが窺えますが、歴史に名を留めぬ一般の将兵の声を丹念に拾い上げた書としては、この本が印象的でした。

昭和陸軍の研究  上

昭和陸軍の研究 上

  • 作者: 保阪 正康
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2006/02/07
  • メディア: 文庫

特攻出撃した戦艦大和の生存者によるこの書も、悲惨な歴史に巻き込まれた人々の悲壮な気持ちを垣間見させて涙を禁じえませんでした。

戦艦大和ノ最期

戦艦大和ノ最期

  • 作者: 吉田 満
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1994/08
  • メディア: 文庫

無邪気に遊ぶコウタを連れて、日本海海戦を歴史的な完勝に導いた旗艦三笠を見学してきました。時代遅れとなってしまった艦隊決戦の思想とそのための大艦巨砲主義の精華である戦艦大和、旧日本海軍が進んだその道の原点はここにあったことなどに思いを寄せました。

その後、予定より1時間遅れで猿島に向かいました。
夏場は横須賀市街を臨む海水浴場にもなるようです。帰りの便まで島内を散策しましたが、レンガ積みの切通しやトンネルなど、軍の要衝だった時代の痕跡も色濃く残っていました。

戦争は自分自身も考え方の整理がついていないの重いテーマであり、歴史を見る目、情と理などについても考えさせられます。コウタがもっと大きくなった時に、語り合ってみたいとは思っています。


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コメント 1

クリン

お父様、お子様と3人の冒険、羨ましいです。
家でゆっくり休まれた奥様、一緒に遊ぶ事の出来たお父様、お子様みんなにとって楽しい一日になりましたね。
お疲れ様でした。
戦争については、僕も子供がもう少し成長したら、話をして一緒に考えたいと思っています。
難しい内容かもしれませんが、何故戦争が無くならないのか?考える事は無駄であっても話をしたいですね。
by クリン (2007-02-21 00:19) 

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